アラ大なう

どうも私です。
今朝はアラスカ初鼻血が出ました。そして途中まで書いてた記事が下書きに保存されてなくて殺意です。

さて、今日はアラスカ大学フェアバンクス校にいってきました。ホステルから歩いて15~20分ほどのところにあります。目的は構内にある博物館です。
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この建物がまたイイんですよね。雲が噴き出してるみたいになってるのは気にしないでください。

入場料は12ドルで、定期的に上映される数種類のムービーを観たければプラス5ドルというかんじです。私は受付で散々迷ったあげく17ドル払いましたが、結果から言うと払わなくても後悔はしないという感じでした。「せっかくだから」精神には気をつけましょう。

展示を見たりムービーを見たりうろうろしましたが、こっちの展示物は触っちゃいけないのももちろんあるんですけど、「触って!」って書いてあるものが多くてちょっと驚きました。日本でも最近は増えてきてますけどね。ビジターセンターとかだと。あと写真撮影オッケーなのも。

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星野道夫さんの写真コーナー。

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色々つっこみどころのあるクマ。でかい。

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気が狂いそうになるような落ち着くような部屋。詳しくはググってください。

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館内が寒すぎて思わず買ったホットコーヒーとブラウニー。このブラウニーが激ウマだった。気のせいかな。

まあそんな感じでぼーっとしたりうろうろしたりして過ごしました。すっごい居心地のいい博物館で、もうちょっとカフェコーナーの席がたくさんあってしかも窓に面してたら多分あと3時間ぐらいはいたと思います。

博物館を出て帰ろうとした矢先に小雨に降られましたが、きのう買えなかったパーカーをアラ大(って言いたいだけ)で買ったろう!と思っていたので、生協的なお店へ。閉店5分前でまさにいまドアを閉めるという店員さんと一瞬見つめ合いましたが、私のあとからも男の人が来てて中に入れてくれました。というわけでパーカー以外はゆっくり見れず。。。
かわいいデザインのTシャツやパーカーがいっぱいありましたが、私が選べるのはしょせんキッズ用だけです。まあキッズコーナーもかわいいのがいっぱいあったのでいいですが。
立命の生協で売ってるRitsスウェットパーカーは絶対買わんなあと思っていたのに、UAFスウェットパーカーだとちょっとオシャレに見えるから不思議ですね。でもこれ着て外歩くとどう思われるんだろう‥と思ったらちょっと恥ずかしいです。自意識過剰!
ちなみにこんなんです。裏起毛みたいになっててあったかいです。朝からやたら鼻水が出るなあと思ってたらどうやら風邪をひいてるっぽかったのでちょうどよかったですね。
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さて、今日のこととはまったく関係ないのですが、デナリで過ごしているときに思ったことがあります。

ご存知のとおり私はアラスカに来てからずっと日本が恋しかったのですが、それでもやっぱりデナリでアラスカの自然と近くで接してみると、死ぬほど言い尽くされた言葉ですが、美しい、素晴らしい、偉大であると思いました。まあ簡単に言えば「すげえ」ってことです。

このとき、自分の卒論というか、研究テーマについて意識し出したときのことを思い出しました。
自然には、美しいとか素晴らしいとか、そういう人間が主観的に見出す価値以外に、もっと論理的というか客観的というか、みんなが共通のものとして議論できるような、存続していくべき理由があるんじゃなかろうかと。
環境倫理学なんかでは自然の権利とかいうふうに表現するやつですかね。ちょっと違うかな。大学入ってちゃんと勉強してないのでアレですけど。
ぐうの音も出ない、自然を壊しちゃいけない理由を導き出してやりたい。みたいな。

そういうことは大学いるうちにやってみたいっていうことなんですけど、じゃあ将来についてはどうすんねやろって考えると、日本にもデナリ国立公園を作りたいってちょっと思ったんです。
そもそもアラスカを知って、そのあとその土地に強く興味が湧いたのは、デナリ国立公園の存在があったからでした。デナリ国立公園の運営システムというか、運営のあり方がすごくいいなあと思ったのです。
キャンプとか、アウトドアを楽しみたい人たちはもちろん、小さい子どものいる家族から体の不自由な人たちまで、みんなが自然を楽しめる環境があって、それだけ多くの人を受け入れる姿勢はあっても、自然を壊さず保全していくことを第一に考えているから、むやみやたらに公園内を開発するわけでもなく、あくまで人間は侵入者というモットーを崩さない。
私が勉強不足なだけで、日本の国立公園にも同様の思想を持って、似たような環境を整えているところがあるのかもしれません。
あくまで私のイメージですが、日本の国立公園は自然を守るために制定はされるものの、人がその自然と積極的に関わることができるような環境はそこまで整備されていないように思います。イメージですよあくまで。

で、まあ国立公園関係の仕事といえば一番近いのは環境省に入ることかなーと思ったのですが、公務員試験を突破できる気はまったくしないので、どうしたもんかなと今思っているところです。
全力で青くさいことを書いた後の急な現実直視に自分でも混乱しています。


ここまで書いて、昨日上のベッドに来てた日本人ぽいアジア人に声をかけたら日本人でした。動物写真家目指して毎夏アラスカに来てるそうな!しかも関西人!
久しぶりにお母さん以外の人と日本語でいっぱい喋ったのでそろそろ寝ます。さっき書き終わったところからまたさらに違うテンションになってるのでどうまとめたらいいのかわかりません。
あと鼻水が止まりません。


*アラスカポテチシリーズ*
アラスカつーかアメリカですね。フレッドマイヤーのポテチです。レイズより油っこくなくてイモ感もあって美味でした。
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